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地球にとって最も危険な惑星

地球にとって最も危険な惑星


地球の生態系の脆弱性と壊滅的な出来事の可能性。


#2023DW. With just 3 days of arc, I found about 1 in 400 chance of impact on Feb. 14, 2046 (JPL 1/770). Surely this possibility will soon be ruled out, however, as an exercise, I calculated where the asteroid might fall if this possibility occurred. pic.twitter.com/ldlSYJMvMz[1].


木星とかやばいです。 木星はそのほとんどが気体でできていて、着陸する硬い地面が無いのです。 木星の構造は、外側の大半が気体で、そのはるか中心部の方に液体の層があって、さらにその奥に固体の鉄とかの核があるという風になっているのですが、その最奥にある固体状の中心核の大きさは直径10000キロと地球より大きいのです。しかし、恐るべきことにそこに辿り着くまでに厚さ40000キロの液体水素の層があり、さらに90000キロの気体の層があるのです。 つまり、中心にある固体の地面に立とうと思うと高さ40000キロの液体と90000キロの気体を乗せられることになってしまいます。 しかも重力は2.3倍にも及んでおり、地球で地面に立つのとは比べ物にならない重圧がかかります。(参考までに木星40000キロに対して地球の大気は100キロほどしか有りません) さらに木星の気体部分には地球より大きな嵐が存在しています。まあ嵐と言っても見た目が嵐って感じなだけで、性質は超巨大な高気圧帯なんですがね。 しかしこの地球より大きな高気圧帯、名を大赤斑というのですが、これは発見から360年近く立つ現在でもずっと消えずに残っている恐るべき嵐です。 地球の台風はおおよそ1週間で消えます。しかし、木星の大赤斑はなんと360年も消えていないんです。なぜこんなにも長く存在できるのかは未だに謎です。さらにこの嵐、ちゃんと凄い風が吹いているんです。 どのくらいかというと、風速350mです。これは大赤斑では常に空気が秒速350mで流れているということです。地球の台風では観測史上最強のものでも風速115mといったところです(もちろんこれでも車やトラックを吹き飛ばし、家を根こそぎ吹き飛ばし、木々を根こそぎ薙ぎ倒す、まさにこの世の地獄のような暴風です)。 こんな恐るべき嵐が堂々と居座っている木星は恐ろしいところだと思いませんか? (あ、あと、隕石も木星は非常に多かったりします)[2].